子育てをした方なら何度となく経験されたことだと思いますが、長男が年中の頃、朝の支度に延々と時間がかかるということで悩んでいました。
朝ごはん中、席を立つわけではないのに、座ったまま、口や手が止まっている時間が長い。もうごちそうさましたら?と促しても、「完食」へのこだわりがそれはそれは強く、頑なに「たーべーるー!怒」
そしてご飯の後も、歯ブラシを持ってきて親に渡すのに5分。グチュグチュぺに5分、玄関まで持って行ったおもちゃに「待っててね!」とバイバイするのにまた10分。靴下履いて靴を履くのに。。。という調子。
お腹の膨れる炭水化物を最後に出してみたり、タイマーを使ってみたり。タイマーがダメなので、30分の砂時計をネットで一緒に探して好きな色を選んでもらって、特別感を出してみたり。やることカードを作ってみたり。
もうあの手この手。
いつまでも全部親が手伝う訳にも行かないし。。とモヤモヤする私の傍、毎朝チョッキリ7時半に保育園にお子さんを連れてくるお母さんもいて、いつもそれが不思議で仕方がなかったのです。
うちがこれやろうと思ったら、7時に家を出るのを目標に、5時半くらいに子供達を起こさないと無理だわ、と思っていました。
今思い返せば、その頃から、その時やるべきことを忘れて、その瞬間気になったことに突っ走ってしまう傾向があったんだなぁ、と思います。でも年中で、しかも三月生まれ。
まぁ、チャキチャキできる子もいるけど、この子はこういうタイプなんだなぁ。三月生まれだし、そのうちできるようになるわ、と思っていました。(この子はこういうタイプ、というのは結局その通りなんですが。)
確かに出来るようになりました。時間かかりましたが。年長の後半ごろには比較的スムーズに朝ごはんは完食するようになっていましたし、歯磨きや洗顔、靴を履いて支度をするのも、一言二言促せば、出来るようになっていました。
その間、自分でも嫌になるくらい、ほら手が止まってるよ、口の中空っぽじゃない?、おもちゃはあと3分でおしまい、などと散々言って、親の方はもう疲れ果てた、という感じでしたが。。。
今思えば、ですが、年齢的なものももちろんあったと思いますが、それだけじゃなかったんだろうな、と思います。でも、彼なりのやり方を見つけたら、出来るようになるんだ!と、今でも勇気をもらっている出来事でもあります。