なんくるない 〜たくさん話して一緒に考えて〜

我が家の長男、なんか他の子供と違うかも。成長がゆっくりなのかも。と思ってから今日までの日々の記録

授業中に本を読んでいても良い!?

二年生の担任の先生とは、お電話や個人面談などでも色々と話をさせていただき、二年生の三学期は学校が少し長男に寄り添ってくれるようになって来たと感じました。

リハビリテーションセンターのソーシャルワーカーの方に勧められて、まずは個人面談で少し長く時間をとっていただき、夫と二人で担任の先生と児童専任の先生と、学校での様子や家庭での様子、親として感じていることや本人との会話について、家で取り組んでいることなど色々と話をしました。

丁寧なコミュニケーションを取ることで、多分、先生の中でも「やんちゃなケンカっ早い生徒(あくまでもone of them)」から「この生徒は少し配慮がいるかもしれない」と認識が変わり、注意深く長男の行動を見てくださったり、話の仕方、聞き取り方なども模索してくださるようになりました。そうしているうちに、先生もより立体的に長男のことを理解してくださるようになり、彼の行動の背景まで想いを巡らせてくださるようになりました。

その成果として、二年生の三学期、学校から「こんなことを試しています」という報告を2つ受けました。

(1)どうしても授業中に集中できない、先生の話を聞けない、立ち歩く、お手洗いで席を立つ、ということが多く頭を悩ませておられたんだと思います。教室にある本を片っ端から読んであっという間に10冊ほど読み終わってしまった、ということがきっかけで、朝、図書室で本を複数借りて(家から読みたい本を持っていくのもOK)、どうしても授業に集中できない時は席に座って本を読んでも良い、という特別ルールを作ってくださいました。それがとても上手くはまって、それ以降、授業中は本を読みながら席に座っていられると言うのです。クラスの他の生徒にも、「〇〇さん(長男)は今はこれで良いんだよ。だから注意しなくて良いからね。」と周知してくださったそうです。

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(2)昇降口で一年生を押して、膝を怪我させてしまった一件の後、児童専任の先生のところへ朝行って、今日はどんなことに気をつけようという話をして、下校前にも児童専任の先生のところへ行って1日を振り返る、ということをしてみています、とのこと。嫌がることなく毎日行ってますよ、とのことで、先生方が彼のことを気にかけて下さっていることが伝わって来るのが前向きになれる理由なのかな、と思いました。

これらは三年生になって一旦仕切り直し。新しい担任の先生が、また別の試みをしてくださっているのが今の状況です。でも、私たちからの働きかけでこんなにきめ細やかに色々と考えてくれるんだ!横浜市の公立小学校やるじゃん、と思えたことはとてもよかったと思っています。そして新しい担任の先生との一年間もまた楽しみです。