なんくるない 〜たくさん話して一緒に考えて〜

我が家の長男、なんか他の子供と違うかも。成長がゆっくりなのかも。と思ってから今日までの日々の記録

脳波を検査する?

医学的な根拠はないようですが、脳波の検査をすることで、統計学的に発達特性を推測することができるということを知りました。

f:id:pearscent:20231208093418j:image

医学的な診断を受けるという程のモチベーションはないものの、もしかして?発達障害グレーゾーンってやつ?と感じはじめた長男小1夏頃、脳波検査をお試し気分で受けて来ました。

結果はADHDに類似した行動特性があるかもしれない、というもの。脳波検査なので、脳のどの部分が活発に動いているかが分かります。長男は前頭前野が活発に働いているとのこと。

前頭前野の発達は10歳くらいまでかけてゆっくり成熟するがその過程で「シナプスの刈り込み(切断)」がおこり、適切に(フル回転しなくても)情報処理ができるようになっていく。

つまり年齢とともに前頭前野の活動量は落ち着いてくるそうなのですが、それが小1児童の平均と比べて活発で、およそ4歳児平均相当とのことでした。前頭前野はWeb上の脳科学辞典(https://bsd.neuroinf.jp/wiki/)によれば↓。

この脳部位はワーキングメモリー、反応抑制、行動の切り替え、プラニング、推論などの認知・実行機能を担っている。

これが同年代に比べて未成熟。一部、記憶を頼りに書きましたので、正確性には欠けるかもしれませんが、私自身としては長男の行動に対して感じていた、突発的な行動が多い、情緒のコントロールが苦手、目に入ったものにすぐに注意を奪われる…といった傾向と照らして、至極納得のいくものでした。

医学的な診断はともかく、行動の特徴が脳の働きの特徴に由来しているとわかれば、周りと同じように、という大人の要求の難易度が高い事はクリアです。私が迷いなく接することができるようになった、という点でとても有意義な検査でした。

何事も、表現系で判断するのではなく、その下で何が起こっているのかを知る事は大事ですね。